お子さんが空手を習うことになったら、親御さんがまずやるべきことは何でしょう?

お子さんが空手を習うことになったら、親御さんがまずやるべきことはいったい何でしょう〜?

それはズバリ・・・

「過保護の達人」から

「見守りのプロフェッショナル」へ

ジョブチェンジすること!

1. 「教えたくなる病」にご注意!

親って不思議なもので、子どもが習い事を始めると、突然 

「コーチ気取り病」

 を発症します。

「もっと腰を落とせ!」
「突きが甘い!」
「足の運びがなってない!」

・・・って、いやいや、お母さん!お父さん!

あなたたち、空手黒帯でしたっけ!?(笑)

道場の先生はプロです。

親が技のダメ出しをするより、先生にお任せするのが一番。

子どもは「空手を学ぶ」のと同時に、

「先生から学ぶ」ことも大事なんです。

だから、親は 「見守り隊の隊長」 になりましょう!

2. 「家練習の鬼」にならない!

「せっかく習ってるんだから、家でも練習させなきゃ!」

って思う気持ち、よくわかります。

でも、家で

「さぁ、今日の練習メニューは基本稽古100回!」

なんてやると、

子どもは確実に 

「空手=罰ゲーム」 

って思い始めます(笑)。

子どもが自分から「家でもやりたい!」って言い出したら、それは素晴らしいこと。

でも、言い出してないのに親が勝手に熱血指導し始めると・・・

「お父さんよりゲームの方が楽しい!」
「お母さんよりアニメの方が面白い!」 

ってなるわけです。

家では「空手楽しいね!」って明るく話題にするくらいでOKなんです!

練習は道場で、家ではリラックス。

これが続けるコツだと思うんです。

3. 試合や昇級審査は「お祭り気分」で!

試合や昇級審査の前に、つい言っちゃいませんか?

「絶対勝ちなさいよ!」
「落ちたらどうするの!」

これって、子どものプレッシャーが3倍増しになります(笑)。

試合や審査は「経験の場」。

勝っても負けても、昇級しても落ちても、全部成長のチャンス!

だから、親は 

「試合はお祭り!」

 くらいのノリでいきましょう。

「今日は思いっきり楽しんでおいで!」
「お母さんは、カメラマンに徹するよ〜!」

こんな感じで、ドーンと構えて応援するのがベストかなと思います。

負けても、落ちても、

「次があるさ!」
「よくがんばったね!」

 って笑顔で迎えてあげること。

これが、子どものやる気を長持ちさせる秘訣ではないでしょうか!

まとめ:親の役割は「応援団長」!

空手を習うお子さんの親が心がけるべきこと、それは・・・

😊 指導者にならない!(教えたくなる病に注意)

😊 家で無理に練習させない!(空手=罰ゲームにならないように)

😊 試合や審査は「お祭り気分」で応援!(プレッシャーをかけすぎない)

要するに、親は「応援団長」でいるのが一番!

「よっ!未来のチャンピオン!」って明るく声をかけて、楽しみながら見守りましょう!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。