「空童各務原支部の道場訓」を解説します

今回は、故・堀川豊師範が作った、空童各務原支部が稽古前に唱えている道場訓をわかりやすく解説します。

一つ、履き物をそろえます

靴がそろうと心がそろう、心がそろうと気持ちがいい

靴をそろえるのって、実はすごいことなんです。

靴がバラバラだと、心もバラバラ。靴がピシッと並んでると、気持ちもピシッとするんですよね。

しかも、荷物を持ってきた宅急便の人が玄関を見たら「わぁ、ここの家の人、ちゃんとしてる」って感動するかも?

靴をそろえるだけで、人から尊敬されるなんて、とってもお得です。

そのほかには、先のことを考えて行動するってことですね。

自分の靴だけではなくて、家族や他の人の靴もそろえてあげると「この人は気配りができる人なんだ」と思われます。

でも、これは人に見られずにやることが大切なんです。

「徳を積む」ってことですね。

体育館とかの施設のトイレのスリッパって、グッチャグチャになってることが多いんです。

自分がトイレのスリッパだとしたら、ただでさえ汚いって思われてる床に、使われたあとにひっくり返って転がされてたら嫌ですよね。

物を大切に扱える人は、人も大切に扱えるんです。

だから、乱れた物をちゃんとそろえて徳を積んで、心も磨きましょう!ってことなんです。

一つ、大きな声で挨拶をします

「人生で一番カンタンに幸せになれる方法、それが挨拶!」

元気よく「おはようございます!」って言うだけで、相手も元気になって、自分も気持ちよくなるんです。

しかも、道場の先生や親御さんが「この子、いい子だなぁ」って思ってくれる。

単純に思いますけど、人間ってそんなもんなんです。

これ、もう人生の裏ワザですね。

お金もいらないし、練習もいらないのですから。

ただ大きな声で挨拶するだけで、みんなが自分のことを好きになってくれるのですから、やったほうがいいですね。

一つ、大きな声で返事をします

『はい!』は一瞬でできる最高の修行!

先生や親が「〇〇君!」って呼んだときに、小さな声で

「・・・はい」

ではもったいないんです。

そこで、「はいっ!」って大きな声で言うと、自分のエネルギーがグワーッと上がるんです。

そして不思議なことに、元気に「はい!」って言う子は、どこへ行っても可愛がられる

これは人生の必殺技です!

あとはですね、「はい!」の返事ひとつで、その子が自信がある子なのかない子なのか、エネルギーがあって元気がある子なのかない子なのか、人間って直感的に声の質で相手がどんな人なのかわかってしまうんです

だから、みんなに応援される生き方をしたいなら、とにかく大きな声で「はい!」って返事が必要ですね!

一つ、決まりを守って我慢します

強い人って、ガマンできる人」なんです。

ルールを守るのって、時々めんどくさいんです。

でも、強い人っていうのは、強いパンチ力を持ってる人とか喧嘩が強い人じゃなくて、ちゃんとガマンできる人なんです。

すぐに「やだ!」って言う人より、「わかった!」って言える人のほうが、実はとってもカッコいいんです。

だって、空手の技も、一瞬でできるわけじゃないですよね? コツコツ練習して、ガマンしてそれを繰り返す、だから強くなるんですね。

人生も同じで、ルールを守れる人は、どこに行っても通用するんです!

一つ、勉強します

「勉強って、自分を最強にするアイテム」なんです。

「勉強ってめんどくさい~」って思いますよね?

でも、実は勉強ってゲームのレベル上げと同じなんです。

例えば、強い技を出すには、ちゃんと練習しないとダメですよね?

それと同じで、勉強すると、頭の中に『知識』っていう武器が増えていくんです。

武器をいっぱい持ってる人は、どこに行っても強い。

あと、勉強って、学校でやるものだけが勉強だって思ってる人がいるかもしれませんけど、そうじゃなくて、人生で経験することすべてが勉強なんです。

だけど、それが勉強だと思っている人って、意外と少ないんです。

だから、良いことでも悪いことでも、嬉しくて楽しいことでも悲しくて悔しいことでも、すべては「心と人生を豊かにする勉強」だと思って生きていくことが、素敵な生き方なのかもしれませんね。

空童各務原支部道の道場訓

一つ、履き物をそろえます

一つ、大きな声で挨拶をします

一つ、大きな声で返事をします

一つ、決まりを守って我慢します

一つ、勉強します

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。