「子どもの能力を伸ばす最強の接し方」とは?

親御さんも、道場の先生も、「どうやったら子どもがもっと成長するかな?」って思うことありますよね?

安心してください。 子どもはもともと天才 なんです!

「えっ、うちの子そんなに天才じゃないけど…?」って思いました?

それ、 育て方のコツを知らないだけかもしれません。

今回は 「子どもの能力をグングン伸ばす秘訣」 を、楽しみながら学んでいきましょう!

 ほめて育てる? ちょっと違う!

よく、「子どもはほめて育てなさい!」って言う人がいるんですけど、実は 

ほめ方を間違えると逆効果 

になるのかもしれません。

たとえば、

「すごいね!天才だね!」って言い続けると、子どもは 

「自分は天才だから努力しなくてもいい」 

と思ってしまうこともあるんです。

だから、 ほめるなら「努力した部分」 をほめる。

「昨日よりキックのスピード上がってるじゃないか!」

「さっきの挨拶、元気があってすっごく気持ちよかったよ!」

すると、子どもは 「がんばったら成長できる!」 って気づいて、自分から率先して取り組むようになるようです。

「結果」ではなくて「努力」をほめることが重要ですね。

 ダメ出しするときは「技術」だけ!

絶対にやっちゃいけないのが 人格否定

「お前は本当にダメだな~!」とか、「なんでそんなこともできないの?」とか言ってしまうと、子どもは 

「俺ってダメな人間なんだ…」

 と思ってしまう。

でも、技術的なことならいくらでも指摘してOKだと思うんです。

「今の蹴り、ちょっとバランス崩れてるね。こうしたらもっと良くなるよ!」

こうやって 「やり方」を指摘する だけなら、子どもは「じゃあ直せばいいんだ!」って前向きになれるんですね。

大事なのは 「お前はダメだ!」じゃなくて、「今のやり方をこう変えたらもっと良くなるよ!」 って言ってあげることが重要なんです。

 叱るときは「短く、面白く」!

長々と説教しても、子どもは 1ミリも聞いてません!(笑)

「靴をそろえなさい!」って言って、1時間も説教する人いますけど、子どもは最初の10秒しか聞いてないんです。

だから、叱るときは 短く、面白く、インパクト強く!

「靴をそろえない奴は、人生もそろわないぞ!!」

「挨拶しないと運が逃げるぞ!!」

ちょっと笑える感じで言うと、子どもは 「えっ、マジで?」 って気になって、次からちゃんとやるみたいです。

 子どもは「監督」にすると成長する!

「子どもは教えられるより、教えると成長する!」

これ、すっごく大事な話なんです。

例えば、道場で子どもたちに「いつも先生が教えてる技を、今日は下の子に教えてみて!」ってやらせると、

「えーと、先生がさっき言ってたのは…」って、子どもは頭フル回転するんですね。

人に教えると、理解度が 10倍アップ!

だから、上手くなりたかったら、誰かに教えるのが一番早い。

「おい、君、ちょっと先生やってみて!」って言うと、子どもは 「えっ、俺が先生?」 って張り切るので、これ超オススメです!

 「まだできないだけ!」の魔法

子どもが「できない…」って言ったら、すぐにこう言ってあげましょう。

「君は、できないんじゃない! まだ できないだけだ!」

これを聞くと、子どもは 「あれ? じゃあ、そのうちできるようになるの?」 って思うんです。

実際、道場の先生だって最初から強かったわけじゃありませんよね?

「先生も昔は回し蹴りしたら、自分の足に引っかかって転んだんだよ!」って話してあげると、子どもは 「えっ、先生も?」 って安心するんです。

 「楽しい」と「厳しい」はセット!

子どもに空手を好きになってもらうには、「楽しい」だけじゃダメ。

「楽しい」だけだと、すぐ飽きるんですよね。

でも、「厳しい」だけでもダメ。

子どもは「やらされてる感」があると、やる気がなくなるんですね。

だから、 「厳しい時間」と「楽しい時間」のメリハリをつける!

稽古のときは真剣にやらせるけど、終わったら 「みんな!今日の稽古どうだった?」 って笑いながら話す時間を作る。

すると、子どもは 「この道場、楽しいし、強くなれる!」 って思って、どんどん成長すると思うんです。

 「親がやる気を出すと、子どももやる気を出す」

最後に、めちゃくちゃ大事なことをお伝えします!

「子どもを変えたいなら、親や先生が変わること!」

子どもに「もっとちゃんとやれ!」って言う前に、

「自分がちゃんとやってるか?」 を見直すこと。

親がいつも笑顔で元気だったら、子どもも明るくなる。

先生が努力してる姿を見せたら、子どもも「俺もやらなきゃ!」って思う。

だから、 まずは大人が楽しんで、学んで、成長する!

それを見て、子どもは自然とついてくと思うんですね。

まとめ

「子どもを伸ばす7つの秘訣」

✅ 努力をほめる!(結果じゃなくて過程!)

✅ ダメ出しは技術だけ!(人格を否定しない!)

✅ 叱るときは短く、面白く!(インパクトで覚えさせる!)

✅ 「監督役」をやらせる!(教えると成長する!)

✅ 「まだできないだけ!」と伝える!(希望を持たせる!)

✅ 楽しさと厳しさのバランス!(どっちかだけじゃダメ!)

✅ 大人が変われば、子どもも変わる!(親や先生がまず成長する!)

「この道場に通ってよかった!」と思えるような空間を、一緒に作っていきましょう!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。