子どもに空手を習わせるうえで、親御さんが心掛けるべきこととは?

空手を習わせる親御さんが心掛けるべきこと、それはズバリ・・・

「見守りつつ、口出ししすぎない!」 これに尽きます。

たとえば、お子さんが

「今日は蹴りの練習したよ!」

ってニコニコしながら言ってきたとしますよね?

そのときに、

「もっとこうしなさい」
「なんでこうできないの?」

なんて言っちゃダメです。

これは、せっかく育ち始めたやる気の芽を

根こそぎ引っこ抜く必殺技

です(笑)。

空手ってのは、ただ技を覚えるだけではなくて、「心」も育てるもの。

最初は上手にできなくても、「楽しい!」って気持ちがあれば続くんです。

でも、親がガミガミ言いすぎると、その楽しさがなくなってしまう。

だから、まずは

「よっ!未来のチャンピオン!」

なんて、お祭り気分で褒めることが大事なんです。

あと、子どもが道場でがんばってると、

「よし、家でも練習させなきゃ!」

って思う親御さんがいるんですけど、これも要注意。

空手ってのは、道場で先生と仲間と一緒に学ぶからこそ楽しいんです。

家でガミガミ言いながら練習させると、

「空手=苦行」

ってなってしまう。

そしたらどうなるか?

もう、子どもは「空手やめたい病」を発症します(笑)。

だから、親の役目は

「見守る」
「応援する」
「褒める」

これだけでOK!

子どもが昇級したら

「すごいね!」
「かっこいい!」

ってお祝いしてあげる。

試合で負けても、

「いい経験したね!」

ってポジティブに声かけてあげる。

そうすれば、子どもは「空手って楽しい!」って思えるし、自然と上達すると思うんです。

要するに、空手を習わせる親御さんが心がけるべきことは

 「お母さん・お父さんは、応援団長に徹する!」

 っていうのが、いいかな〜って思います。

それでは、今日からお子さんの

「一番のファン」

になって、笑顔で空手ライフを楽しみましょう!

まとめ

😊 親は「応援団長」

😊 口は「チャック」

😊 気持ちは「ドーンと構える」!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。