厳しさと優しさのバランス:親としての接し方を考える

さて、今回は「厳しさと優しさのバランス」について、楽しく考えてみましょう。

これは親にとって永遠のテーマですね。

厳しくしすぎると子どもが萎縮するし、優しくしすぎると甘やかしになっちゃう。

じゃあ、どうしたらいいの?って話です。

1. 厳しすぎるとどうなる?

たとえば、毎日「勉強しなさい!」って怒鳴ってばかりいると、子どもはどうなるか?

A. 勉強するようになる

B. 親の顔色をうかがうようになる

C. 反発して勉強しなくなる

答えは……BCのどっちかが多いんです。

結局、怒られるのがイヤだからやる子もいるけど、本当に勉強が好きになるわけじゃない。

で、最悪の場合、親の前ではいい子だけど、外ではめちゃくちゃ反発する「裏の顔」を持ってしまうんですね。

つまり、厳しすぎると「自分で考えて行動する力」が育たなくなるんです。

2. 優しすぎるとどうなる?

じゃあ、「いいよいいよ、好きなことだけやってて」って優しくしすぎるとどうなるか?

A. のびのび育つ

B. わがままになる

C. 自分で決められなくなる

これまた、BCのパターンが多いんですね。

最初は自由で楽しいけど、いざ何か決める場面になると「どうしたらいいの?」ってなる。

優しすぎると、子どもが「挑戦する力」や「責任感」を持たなくなることがあるんです。

3. 「厳しさ」と「優しさ」をどうバランスさせる?

ここが一番大事なところです!

じゃあ、どうやったらいいバランスになるのか?

それには 「ルールは厳しく、心は優しく」 です。

たとえば、

ルールは決める:
「宿題は必ずやる」「人に迷惑をかけない」「約束は守る」など。

でも怒鳴らない:
「どうして約束を守れなかったのか、一緒に考えよう」と冷静に話す。

できたらめちゃくちゃ褒める:
「おおっ!今日ちゃんと宿題やったんだ!天才か!?すごいぞ!」

ルールはあるけど、それを守らせるために怒るのではなくて、「なぜそれが大事なのか」を伝える

そして、できたら めちゃくちゃ褒める!

これがポイントです。

4. たとえば、空手道場の先生はどうしてる?

空手の先生って、結構厳しく見えるじゃないですか。

でも、本当に厳しい先生ほど、心はめちゃくちゃ優しいんです。

礼儀やルールには厳しい

でも、子どもが頑張ったら全力で褒める

できなくても、できるまで見守る

これが 「愛のある厳しさ」 なんですね。

つまり、厳しさは「子どもを成長させるためのもの」であって、「怒るためのもの」じゃない

親も同じで、「叱ること」が目的になっちゃダメなんです。

「この子が将来自分で考えて動けるようにするために、今何を伝えればいいか?」って考えるのが大事。

まとめ

「愛のある厳しさ」を意識しましょう!

親としての接し方で大切なのは、

ルールはきちんと決める(厳しさ)

でも怒鳴らず、理由を伝える(優しさ)

できたら全力で褒める(愛)

このバランスが取れたとき、子どもは「親は自分のことをちゃんと考えてくれてる」と感じて、信頼関係ができるんです。

そして最後に、親が一番大事にするべきことは、「子どもを信じること」

厳しくするときも、優しくするときも、心の中で「この子はちゃんと成長する」と信じてあげることが、何よりの愛なんですね!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。