「空手の形(かた)」って、何ですか・・・?

空手の形っていうのはですね、昔の武術家たちが

「もし敵に囲まれたらどうする?」

「もし武器を持ったヤバい奴が来たら?」

って考えて、

「よし、こうやって倒そう!」って作った動きの集大成なんです。

たとえば「ピンアン(平安)」って形があるんですけど、これは昔の偉い先生が

「この形を覚えたら安心して夜道を歩けるぞ!」

ってことで「平安」って名前をつけたらしいんです。

今の時代に夜道で空手の形をやってる人はいなませんけど(笑)。

形の歴史ってどうなってるの?

空手ってもともとは沖縄発祥なんですけど、昔の沖縄の人たちは

「武器を持っちゃダメ!」

っていうお触れが出てたんです。

「いやいや、そんなの無理でしょ!だって、もしヤバい奴が来たらどうすんの?」

ってことで、

「じゃあ素手で戦う方法を極めよう!」 

ってなったんですね。

それで、中国や日本の武術と混ざり合いながら、「形」ができていったんです。

たとえば「ナイファンチン」って形は、中国拳法の影響を受けてるし、

「バッサイ」は「敵の陣地に突っ込めー!」みたいな意味があるんです。

昔の人は「この形を極めたら最強だ!」って信じてたんですね。

形をやる意味ってあるの?

「いやいや、こんなの昔の戦い方でしょ?今の時代に必要?」

って思うかもしれませんけど、これが大アリなんです!

形をやると、「体の使い方」 がめちゃくちゃ上手くなる。

力の入れ方、抜き方、バランスの取り方、全部形に詰まってるんです。

だから、「形を極めた人は強い!」って言われるわけです。

それに、形ってめっちゃカッコいいんです。

試しに公園で「ウンスー(雲手)」とかやったら、

周りの人が「えっ、なんか武術の達人いる!?」ってなりますから(笑)。

まとめ

😊 形は「昔の戦いの知恵」が詰まった武道の集大成!

😊 沖縄の武術家たちが考えた「究極の戦い方」!

😊 現代でも役に立つし、何よりカッコいい!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。