空手がもっと上手くなる!「潜在意識」の使い方とは?

空手の稽古を続けていくと、「ただ頑張るだけでは上達に限界がある」と感じることはありませんか?

実は、空手の上達には「潜在意識(せんざいしき)」の力を上手に使うことが、とても重要なんです。

今回は、空手と潜在意識の関係、そして今日からできる活用法をわかりやすくご紹介します!

潜在意識って何?

私たちの意識には大きく分けて2つあります。

  • 顕在意識(けんざいしき):普段自覚している意識。考えたり判断したりする部分。
  • 潜在意識(せんざいしき):自分では意識していないけれど、感情や行動に強く影響を与えている部分。

実は、私たちの行動の90%以上は、この潜在意識に影響されているとも言われています。

空手の上達に潜在意識が大切な理由

1. 考えなくても体が動く「無意識の動き」

空手では、技を考えてから出していては遅すぎます。

基本や型を繰り返し稽古することで、動きを潜在意識に刷り込むと、自然に体が反応できるようになります。

例:「正しい突き方」が無意識でできるようになれば、実戦で迷わずに動ける!

2. イメージトレーニングが効く理由

潜在意識は、「想像」と「現実」を区別できません。

だから、自分がうまく技を決めているイメージを繰り返すと、脳と体がその通りに動きやすくなります

寝る前に3分間、「試合で勝つ自分」をリアルにイメージするだけでも効果あり!

3. 言葉が意識をつくる

「どうせできない」「自分には無理」

そんな言葉を使っていると、潜在意識もそれを信じてしまい、パフォーマンスが下がってしまいます。

逆に、「自分はどんどん上達している」と前向きな言葉を使えば、潜在意識がプラスに働いて力を引き出してくれます。

4. リラックスが力を引き出す

緊張していると、潜在意識にアクセスしづらくなります。

深呼吸や軽い瞑想を取り入れることで心が落ち着き、集中力や反応力が自然に高まっていきます。

まとめ

潜在意識を味方につけよう!

空手を本気で上達させたいなら、次の4つを意識してみてください。

  • 正しい動きを繰り返して「無意識」に定着させる
  • イメージトレーニングで理想の自分を思い描く
  • 前向きな言葉を使って潜在意識に働きかける
  • 深呼吸や瞑想でリラックスする習慣をつける

潜在意識を味方につけることで、稽古の効果が何倍にも高まります。

今日の稽古から、ぜひ意識してみてください!

この記事を書いた人

1977年生まれ。岐阜県出身。3才から空手を始める。愛知大学空手道部OB(平成11年度卒)。大学卒業後、JICA協力隊に参加し、南米のボリビア共和国に派遣される。首都ラ・パスにある国家警察学校の武道教官として学生に空手を指導。警察署、機動隊、要人警護隊、日本大使館への空手と護身術の巡回指導も行う。帰国後は、JICAの短期派遣にて、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに派遣され空手道の指導に当たる。武道としての空手道、スポーツとしての空手道を研究し、道場で指導中。